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男の変身術

男の変身術

人気ランキング : 68,138位
定価 : ¥ 1,575
販売元 : PHP研究所
発売日 : 2004-08-24

価格 商品名
¥ 1,575 男の変身術
白人至上主義

日本では洋服、洋装という言葉で表現される事がなくなりつつあるスーツスタイルだが、もともとはWASPが好んで着る服装であり、最近はそうでもないが、昭和初期生まれの人間にはヨーロッパのスーツスタイルはあまりにも似合わないとおもう。またブルーカラーとホワイトカラーの区別がはっきりしない日本では「背広」を上着代わりに着てしまう(運動会での校長先生)。
どうヒイキ目にみても落合サンのスーツスタイルはカッコ良くないし、運動会の校長先生が「晴れ着」を着た感覚は否めない。
落合サンの西洋に惹かれる気持ちはわからないでもないが、わたしからみたら落合サンほど「和装の似合う人」はいないとおもう。
印税稼ぎもいいが、いい加減に洋モノには見切りをつけて本当に自分に似合うファッションに切換え(変身)したほうがよろしいのでは?
そのうちに書く内容が無くなって「このスーツスタイルでの宗教はプロテスタント」などと言い出すのでは・・・と読者はヒヤヒヤしている。

なかなか

落合さんの服装に関する知識が、割と簡潔に書かれているのが、これ。
落合さんの著作などで、蘊蓄を得ることは必要だけれど、そればかり深追いすると、凝り固まった服装になってしまい、お洒落から遠のく。逆に、勘だけでは、知性に欠け、お洒落から遠のく。
お洒落は文武両道。頭と体の両方をバランス良く使うことが大切。そういう点では、服装に関する知識は、この本に書かれている程度のもので丁度良いと思う。
本書は新聞の連載向けのものということで、『一般の人にもわかりやすく』といった意味合いの趣旨が掲げられていたけれど、新聞のれんさいでなくとも、そういったものが、結局、お洒落には役立つはず。
余談になるけれど、この本を読んでいると、欧米の服装に対する世界感は、かなり強固に確立されていることがわかる。と同時に、欧米の服装に対する思想を知ったとき、それを正義とするのではなく、『なるほど。でも、日本人はこうするよ!』という姿勢が無いと、日本の服は本当の意味で欧米化してしまう気がして恐ろしい。欧米の文化を、欧米と比べれてしまえば、当然、日本の服装観は遅れているということになってしまう。下手な模倣より、上手な模倣の方が怖い。
欧米の服飾文化を知った上で、日本人ならではのスーツ文化を、日本人の男たちの手で作り上げていければ、素晴らしいと思う!

シングルのチェスターフィールドにはダブルのスーツかあ。

 男の服にはルールがある。自分でお洒落だと思い込んでいても、見る人が見れば基本に外れたおかしなファッションであることはいくらでもある(小泉首相のスーツ、Vゾーンが良い例だ)。落合氏は男の装いの基本をいつも述べているのだから、「皆と同じ服装で安心するのはお洒落ではない。ファッションは個性だ」などという批判は全く当たらない。落合氏の主張を金科玉条のように考える人達を皮肉りたい気持ちもわからないではないが、「基本無くして応用なし」であるのはごく当たり前のことである。
 今回の新刊もいつもと同様の内容だが、書き下ろしではなく、元が新聞の連載コラムということもあり、文章が短く、要点が簡潔なのが良い。最近の世界文化社からの著作は、ひとつひとつの文がやたら長く(一時期の田中康夫のよう)、読みづらいことこのうえなかった。
 個人的に、今回新たに知ったことは「シングルのチェスターフィールドにはダブルのスーツ、ダブルのチェスターフィールドにはシングルのスーツを合わせるのが基本だ」ということと、「シアー・サッカーのジャケットはクリーニングに強い(洗えば洗う程、よい)」という2点である。感謝したい。


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