内容の半分は、著者の映画を通しての「カジュアルウェア論」です。
「カジュアル」の語源まで遡ってのお話しは、「薀蓄のネタ」としても役立ちます。
後半の「カジュアルウェアの実践編」とでも言うべき部分は、「オフィスにおけるカジュアルウェアはかくあるべき=クラシック・カジュアルこそオフィスに相応しい」というのが本旨です。
現実のオフィスを見てみますと、著者の提唱するクラシック・カジュアルは極めて少数派のように思えます。
「『服装は他人の為のものでもある』ことをもっと意識すべき」、という考え方を著者は普及させたいのだと思います。
昨今の日本人の服装を見るにつけ、この点については個人的には賛成です。
カジュアルウェアにおけるチャート、解説部分はもう少し、解りやすく整理された形式になっていると実際的に役立つと思います。
落合氏なりにオフィスカジュアルの定義を述べているが、現実のオフィスカジュアルの解釈とは乖離しているように思われる。私は30歳台だが、氏の述べるオフィスカジュアルには賛同しかねる。もっと、実際のオフィスを取材した上で、記述してほしい。「べき論」ばかりである。落合氏のカジュアルコレクションを正当化するための書かも知れない。ターゲットが45歳以上であれば、ある意味納得できる。